クッションページのPR表記とは?広告と分かる見せ方の注意点
クッションページのPR表記について、置く位置・書き方・商品リンクの見せ方の注意点をまとめました。ステマ規制をふまえ、広告だと一目で分かるページにする手順を解説します。
クッションページのPR表記とは?なぜ必要なのか
クッションページのPR表記とは、そのページが広告(アフィリエイト)であることを、読んだ人がすぐ分かる形で示す記載のことです。
クッションページとは、SNSやショート動画と、モールの商品ページの間に置く紹介ページを指します。商品の特徴や選び方をまとめ、納得してから購入ページへ進んでもらうための場所です。役割や作り方の全体像はクッションページとは?役割と載せる情報・作り方の手順を解説で整理しています。
このページは「個人が書いた感想」に見えやすい一方で、実際には広告収入が発生します。読む人から見て、中立な記事なのか、報酬が発生する紹介なのかが分からない状態は、信頼を損ねる原因になります。だからこそ、リンクページの広告表記は後回しにせず、ページの設計時点で決めておきます。
表記があると読者にも作り手にも利点がある
- 読者は、前提を分かったうえで情報を受け取れる
- 作り手は、後から「隠していた」と受け取られるリスクを減らせる
- モールやASPの規約・ガイドラインに沿った運用がしやすくなる
ステマ規制でクッションページはどう扱われる?
クッションページも、広告であることを隠して個人の感想のように見せれば、問題になり得ると考えて運用します。
日本では景品表示法のもとで、いわゆるステルスマーケティングが規制の対象として整理されています。考え方や具体例は消費者庁のステルスマーケティング規制の案内(消費者庁)で公開されているため、運用前に必ず一次情報を確認してください。判断の軸は「事業者の表示なのに、一般の人の自主的な感想のように見えるかどうか」という点です。
「※一部プロモーションを含みます」とだけ、ページ最下部に小さな文字で置く形は、気づかれにくい見せ方になりがちです。位置・大きさ・言葉の三つをそろえて初めて「分かる表記」になります。
なお、楽天アフィリエイト(公式)やAmazonアソシエイト・プログラム(公式)のように、プログラム側が独自の表記ルールを定めている場合もあります。参加しているプログラムの運営規約やヘルプも合わせて確認し、求められている文言があればそのまま使います。
PR表記はどこに置く?位置と書き方の基本
PR表記は、ページ最上部(タイトルのすぐ下)と、商品リンクの直前の二か所に置くのが分かりやすい形です。
置く位置の目安
| 位置 | 役割 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| ページ冒頭 | ページ全体が広告だと最初に伝える | 本ページは広告(アフィリエイトリンク)を含みます |
| 商品リンクの直前 | このリンクが広告だと伝える | 以下は広告リンクです |
| ボタン周り | 押す直前に気づける | 広告リンク(楽天市場の商品ページへ移動します) |
| ページ末尾 | 補足として残す | 当ページは広告収入を得ています |
伝わる書き方のコツ
- 「広告」「PR」「アフィリエイトリンクを含みます」など、意味が一読で分かる言葉を使う
- 本文と同じ程度の文字サイズにし、背景に溶ける薄い色にしない
- 英語や記号だけ(Ad、#で始まる語のみ)に頼らず、日本語で書く
- 折りたたみやツールチップの中に隠さず、最初から表示しておく
- ページ内のどのテンプレートにも入るよう、ひな形に組み込む
表記の言葉を毎回変えると抜け漏れが出ます。「本ページは広告(アフィリエイトリンク)を含みます」のように自分の定型文をひとつ決め、全ページで同じ文言を使うと管理が楽になります。
クッションページの作り方を相談したい方へ
PR表記やリンクの見せ方など、運用の疑問をLINEで気軽にご相談いただけます。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
商品リンクを置くときの見せ方の注意点
商品リンクは、押したあとに何が起きるかが分かる見せ方にします。
リンク周りで確認したいこと
- 遷移先を書く:「楽天市場の商品ページへ」「Amazonの商品ページへ」など、どこへ移動するかをボタン文言に入れる
- 価格や在庫を断定しない:モール側で変動するため、「価格・在庫は販売ページでご確認ください」と添える
- 申込ボタンに見せかけない:「今すぐ申し込む」「当選する」など、別の行動と誤解される文言は避ける
- 記事内リンクと広告リンクを混ぜない:解説用の内部リンクと広告リンクは、見た目や並び方で区別する
- クリックを急がせない:残り時間のカウントダウンなど、根拠のない煽りは置かない
比較表を置くときの注意
複数商品を並べる比較表は便利ですが、報酬の有無で順位を変えているのに「おすすめ順」とだけ書くと、誤解を招きます。並べ方の基準(価格順、容量順、販売者の情報など)を明記すると、読む人が判断しやすくなります。成約につながるページ構成の考え方はクッションページで成約を後押しする方法|載せる5つの要素と直し方もあわせて確認してください。
ショート動画からクッションページへ送るときの表記
動画側とページ側の両方に表記を置き、言葉を揃えるのが基本です。
ショート動画では、プロフィールリンクや概要欄からクッションページへ送る流れがよく使われます。このとき、動画では何も言わずページだけに書く、という形にすると、視聴者は広告だと気づかないまま再生し終えてしまいます。
- 動画の冒頭数秒で、音声またはテロップで「PR」「広告」と示す
- 各プラットフォームが用意しているタイアップ・ブランドコンテンツの設定があれば使う
- 概要欄やプロフィールにも同じ文言を残す
- 遷移先のクッションページ冒頭にも、同じ言葉で表記を置く
プラットフォームの表示機能だけに任せると、表示位置が小さかったり、見る環境によって出なかったりする場合があります。自分のテロップや文章でも重ねて示しておくと安全です。
モールごとにSNSでの扱いやリンクの条件が異なることもあります。たとえばYahoo!ショッピングでの進め方はヤフーショッピングのアフィリエイト始め方|料率とSNS活用の基本で基本を整理しています。
食品を紹介するクッションページで気をつける表現
食品は、味・食感・原材料・使い方といった事実に絞って書きます。
体調や病気への影響をうたう表現は書きません。健康状態が変わるかのような言い回しは、広告表記の問題とは別に、商品の説明そのものが不適切になるためです。産地や製法、内容量、保存方法、解凍や調理の手順など、確認できる情報を中心に組み立てます。
- 事実で書く例:「冷凍で届き、湯せん○分で食べられると販売ページに記載」
- 感想で書く例:「甘みがしっかりしていて、ごはんに合うと感じた」
- 避ける例:体調や病気への影響をほのめかす表現、他社商品の一方的な否定
実際に食べていないのに食べたように書くことも、広告の信頼を損ねます。試していない場合は「販売ページの情報をまとめています」と前置きしましょう。
やりがちなクッションページの注意点と直し方
気づかないうちに「分かりにくい表記」になっているケースは、次の観点で洗い出せます。
| よくある状態 | 直し方 |
|---|---|
| 表記がページ最下部だけ | 冒頭とリンク直前にも追加する |
| 文字が小さく薄い | 本文と同じサイズ・読める色にする |
| 「※」だけで内容が曖昧 | 「広告(アフィリエイトリンク)を含みます」と明記 |
| 口コミ風の見出しで広告と分からない | 見出しや導入で紹介ページだと示す |
| テンプレートに入れていない | ひな形へ組み込み、新規ページで自動表示 |
| 動画とページで言葉が違う | 文言を統一して使い回す |
公開後は、スマートフォンの実機でファーストビューを見て、スクロールせずに表記が見えるかを確認します。
まとめ:クッションページのPR表記のポイント
クッションページのPR表記は、特別な技術ではなく、置き場所と言葉を決めて全ページでそろえる作業です。今日は次の3つから始めてください。
- 自分の定型文(例:本ページは広告(アフィリエイトリンク)を含みます)を決め、テンプレートに組み込む
- 公開済みのクッションページを開き、冒頭と商品リンク直前に表記があるかをスマートフォンで確認する
- 消費者庁のステルスマーケティング規制の案内と、参加しているプログラムの規約を読み直し、求められる文言を反映する
表記は信頼のための土台です。広告だと分かったうえで読んでもらえるページのほうが、紹介の内容も受け取ってもらいやすくなります。

クッションページの作り方を相談したい方へ
PR表記やリンクの見せ方など、運用の疑問をLINEで気軽にご相談いただけます。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
よくある質問
クッションページのPR表記はどこに書けばいいですか?
ページ冒頭(タイトルのすぐ下)と、商品リンクの直前の二か所が基本です。スクロールしなくても見える位置に、本文と同じくらいの大きさで書きます。
「PR」とだけ書けば十分ですか?
状況によります。読む人が一読で広告だと分かることが目的なので、「広告(アフィリエイトリンク)を含みます」のように内容まで伝わる書き方が安全です。
ステマ規制の対象になるのはどんな場合ですか?
事業者の広告なのに、一般の人の自主的な感想のように見える場合が問題とされます。判断基準は消費者庁のステルスマーケティング規制の案内で確認してください。
ショート動画側にもPR表記は必要ですか?
必要と考えて運用してください。動画の冒頭でテロップや音声で示し、概要欄と遷移先のクッションページでも同じ文言をそろえると分かりやすくなります。
商品リンクのボタン文言で気をつけることは?
遷移先を明記することです。「楽天市場の商品ページへ」のように書き、価格や在庫は販売ページで確認する旨を添えると誤解を防げます。
食品を紹介するとき、書いてはいけない表現はありますか?
体調や病気への影響をうたう表現は書きません。味・食感・原材料・内容量・調理方法といった、販売ページで確認できる事実に絞って紹介します。
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