クッションページとは?役割と載せる情報・作り方の手順を解説
クッションページとは何かを、ショート動画やSNSとモールの商品ページをつなぐ紹介ページという視点で解説します。果たす役割、載せる情報、PR表記と規約上の注意、作成手順までをまとめました。
クッションページとは?一言でいうと「間に置く紹介ページ」
クッションページとは、紹介の入口(ショート動画・SNS投稿・プロフィールリンクなど)と、購入先である商品ページの間に挟む、自分で管理する中継ページのことです。
名前の由来は「クッション(緩衝材)」で、いきなり購入ページへ飛ばすのではなく、一度情報を受け止める場所を置く、という発想から来ています。ブログ記事の一種として作ることもあれば、1商品専用の短いページとして作ることもあります。
入口から出口までの流れは、おおむね次のようになります。
- ショート動画やSNS投稿で興味を持ってもらう
- プロフィールや概要欄のリンクからクッションページへ移動してもらう
- ページで商品の詳細・注意点・PR表記を確認してもらう
- 納得した人だけがモールの商品ページへ進む
この「3」が増えるぶん、読む人にとっては判断材料が増え、紹介する側にとっては伝えたいことを自分の言葉で残せる場所ができます。
なぜ必要?クッションページが果たす3つの役割
結論として、クッションページの役割は「情報を補う」「導線をまとめる」「表示を誠実にする」の3つです。
1. 動画やSNSで伝えきれない情報を補う
ショート動画は尺が短く、容量や原材料、保存方法、送料の扱いといった細かい情報まで入れると、テンポが落ちます。こうした情報はクッションページ側に置き、動画は「気になる」をつくる役に専念させる、という分担ができます。
2. 複数の商品・複数の販売先をまとめて案内する
同じ商品が楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの複数で取り扱われていることがあります。投稿のリンクは1本しか置けないことが多いため、クッションページで「どこで買えるか」を並べて示すと、読む人が自分の使っているモールを選べます。関連商品やシリーズ違いをまとめて置けるのも利点です。
3. PR表記と立場を明示できる
SNSの短い文章では、広告であることの表示が埋もれやすい場面があります。自分で管理するページなら、冒頭の見やすい位置にPR表記を固定して置けます。表示の考え方は消費者庁のステルスマーケティング規制の案内で示されているため、そちらを確認したうえで整えてください。
クッションページは「売り込みを強める装置」ではなく、「判断材料を渡す場所」と考えると設計がぶれません。
ランディングページ・ブログ記事との違いは?
違いは「目的」と「出口」です。クッションページは、モールの商品ページへ送ることを出口に据えた、比較的短い中継ページです。
| 種類 | 主な目的 | 出口 | 分量の目安 |
|---|---|---|---|
| クッションページ | 動画・SNSからの流入を受け止めて補足する | モールの商品ページ | 短め(1商品〜数商品) |
| ランディングページ | 1つの商品・申込みに絞って説明しきる | 申込みフォームや購入 | 長め・縦長 |
| ブログ記事 | 検索から情報を求める人に答える | 記事内の複数リンク | 中〜長文 |
実務では線引きが曖昧になることもあります。検索流入を狙うなら記事寄りに、動画からの流入専用なら短い中継ページ寄りに、と入口に合わせて設計を変えるのが現実的です。
クッションページに載せる情報の基本構成
最低限として、次の要素を上から順に置く構成が扱いやすいです。
- PR表記:ページ冒頭の、スクロールしなくても見える位置に置く
- 商品名と要点:どんな商品で、どんな人に向くのかを数行で
- 動画の埋め込みまたは画像:入口の投稿と同じ見た目で安心してもらう
- 事実ベースの詳細:原材料、内容量、サイズ、保存方法、調理や使い方の手順
- 向かない場合・注意点:アレルギー表示の確認、要冷凍などの受け取り条件
- 購入先リンク:モールごとに分けて、押す場所を明確に
- よくある質問:発送、ギフト対応、賞味期限の考え方など
価格・在庫・ポイント還元の数値をページに直接書くと、すぐ古くなります。「最新の価格と在庫は商品ページでご確認ください」と案内する書き方のほうが、更新の手間も誤表示のリスクも減らせます。
クッションページづくりの疑問を相談する
構成や表記の確認ポイントをまとめた案内をLINEでお送りします。気になる点はそのまま質問できます。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
食品を紹介するときに気をつける表現
食品のクッションページでは、効果や効能を思わせる表現を避け、事実の説明にとどめるのが原則です。健康状態や体型の変化を示す書き方は、食品では使えません。
書いてよいのは、次のような確認できる事実です。
- 味や食感(甘み、塩気、やわらかさ、香り)
- 原材料・産地・製法として公開されている情報
- 内容量、個数、保存温度帯、解凍や加熱の手順
- 食べ方の提案(そのまま、焼く、和える、など)
また、他社商品と比べて優れていると示す言い回しは、調査の主体・時期・条件といった客観的な根拠を示せない場合には使わないでください。表示の考え方は消費者庁の景品表示法に関する案内が基準になります。
PR表記とステルスマーケティング規制の考え方
結論として、アフィリエイトリンクを置くページには、広告であることが一般の人にすぐ分かる表示を、見つけやすい場所に入れます。
2023年10月から、景品表示法上の不当表示としてステルスマーケティングが規制対象になっています。広告であることを隠す、あるいは分かりにくくする表示が問題になる、という整理です。
実務上のポイントは次のとおりです。
- ページの冒頭に「本ページはアフィリエイト広告を含みます」と明記する
- 文字を極端に小さくしない、背景と同化させない、折りたたみの奥に隠さない
- 動画やSNS投稿側にも、同様の表示を入れる
- 最新の考え方は消費者庁の案内で確認する
各モールの規約上で注意したいポイント
クッションページを作るときは、リンク先のプログラム規約を先に読むのが安全です。禁止されている作りに気づかずに運用すると、提携解除につながることがあります。
共通して気をつけたい点を挙げます。
- 自動転送しない:ページを開いた瞬間に商品ページへ飛ばす作りは、中継ページとして問題視されやすい構成です
- リンク先が分かるようにする:どのモールに移動するのかをボタンの文言で示す
- 公式を名乗らない:メーカーやモールの公式サイトと誤認される見た目・ドメイン名にしない
- 価格やポイントの転載ルール:表示してよい情報の範囲はプログラムごとに決まりがあります
- 商標の使い方:ロゴや名称の使用条件は各プログラムの規定に従う
規約は改定されます。楽天アフィリエイトやAmazonアソシエイト・プログラムの公式ヘルプ・運営規約、Yahoo!ショッピング側の提携条件など、最新の原文を都度確認してください。
クッションページの作り方:6つの手順
- 入口と読者を決める:どの動画・どの投稿から来る人向けかを1つに絞ります。入口が決まると書くべき情報も決まります
- 出口を決める:送り先のモールと商品ページを確定し、リンクが有効か、取り扱いが続いているかを確認します
- 構成を書き出す:前章の基本構成に沿って、見出しだけ先に並べます
- 事実を埋める:原材料や内容量など、商品ページや公式情報で確認できる内容だけを書きます。不明な点は書かないか、商品ページへ案内します
- PR表記とリンクを設置する:冒頭に広告表示、本文末と中盤にボタンを置き、文言は「楽天市場で見る」のように移動先が分かる表現にします
- スマートフォンで確認する:ショート動画からの流入はほぼスマートフォンです。実機で開き、文字サイズ、ボタンの押しやすさ、読み込みの速さを点検します
公開後に見直すこと
公開して終わりにせず、リンク切れ、販売終了、季節商品の入れ替わりを定期的に確認します。セール期の前は、商品ページ側の表示が変わることがあるため、前倒しで点検しておくと安心です。セールの日程や条件は年によって変わるので、各モールの公式告知を確認してから準備を進めてください。
置かないほうがよい場合・よくある失敗
クッションページは万能ではありません。次のような場合は、無理に挟まないほうがよいこともあります。
- 商品ページを見れば分かる情報しか書けないとき(1クリック増えるだけになります)
- 更新を続ける体制がなく、情報が古いまま放置されそうなとき
- 提携先の規約で、該当する作りが制限されているとき
よくある失敗としては、PR表記が下のほうに埋もれている、ボタンが多すぎてどれを押せばよいか分からない、画像が重くて開く前に離脱される、動画で見た商品とページの商品が一致していない、といったものがあります。いずれも「読む人が迷わないか」という基準で見直せます。
まとめ:クッションページのポイント
クッションページとは、ショート動画やSNSとモールの商品ページの間に置く、自分で管理する紹介ページです。情報を補い、導線をまとめ、広告であることを誠実に示す、という3つの役割を押さえておけば設計は難しくありません。
今日やることは次の3つに絞ってください。
- 既存の投稿から1本選び、どの商品のクッションページを作るか決める
- 冒頭に置くPR表記の文言を決め、テンプレートとして保存する
- 送り先モールのプログラム規約で、中継ページに関する記載を読む
この3つが済めば、あとは基本構成に沿って事実を埋めていくだけです。

クッションページづくりの疑問を相談する
構成や表記の確認ポイントをまとめた案内をLINEでお送りします。気になる点はそのまま質問できます。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
よくある質問
クッションページとは何ですか?
ショート動画やSNSの投稿と、モールの商品ページの間に置く、自分で管理する紹介ページのことです。情報の補足、複数の販売先の案内、PR表記の明示という役割があります。
クッションページは規約違反になりますか?
中継ページ自体が一律に禁止されているわけではありませんが、自動転送や公式サイトを装う作りは問題になりやすいです。各プログラムの運営規約で最新の条件を確認してください。
PR表記はどこに書けばよいですか?
ページを開いてすぐ目に入る冒頭に書きます。文字を小さくしたり折りたたみの中に隠したりせず、動画やSNS投稿側にも同様の表示を入れてください。
クッションページとランディングページの違いは?
出口が違います。クッションページはモールの商品ページへ送る短い中継ページ、ランディングページは1つの商品や申込みを説明しきる縦長のページです。
食品を紹介するとき書いてはいけない表現はありますか?
健康状態や体型の変化を思わせる効果・効能の表現は書けません。味、食感、原材料、内容量、保存方法、食べ方などの事実にとどめてください。
クッションページには価格を載せたほうがよいですか?
価格や在庫はすぐ変わるため、直接書かず「最新は商品ページで確認」と案内する形が安全です。表示できる情報の範囲は各プログラムの規約にも従ってください。
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