冷凍食品の動画の撮り方|スマホで湯気と断面を撮る7ステップ
冷凍食品の動画の撮り方をスマホ前提で解説。届いた状態・開封・加熱・盛り付け・断面までの7ステップ、霜や結露への対処、光と構図、縦動画のカット割りまでをまとめました。
冷凍食品の動画の撮り方とは?押さえる3つの軸
冷凍食品の動画の撮り方とは、「凍っている状態」と「食べられる状態」の変化を見せる撮影のことです。生鮮や常温の食品と違い、冷凍食品は見た目が大きく変わるところに価値があります。
押さえる軸は次の3つです。
- 変化:カチカチの状態から、湯気の立つ一皿になるまでの差
- 手間のなさ:袋から出してレンジや湯せんに入れるだけ、という工程の短さ
- 質感:断面、ソースのとろみ、衣のざらつきなど、寄りで分かる情報
この3つのどれかが映っていないカットは、尺を食うだけになりがちです。撮る前に「このカットはどの軸か」を決めておくと、編集が一気に楽になります。
なぜ冷凍食品は「霜・結露・湯気」で差がつくのか
冷凍食品は温度差が大きいため、他ジャンルより撮影事故が起きやすいからです。
冷凍庫から出した商品は、室温に触れた瞬間から表面に水滴がつきます。袋の文字が読めなくなったり、商品名のパッケージが白く曇ったりします。逆に、加熱後の湯気は数十秒で弱くなります。つまり冷凍食品の撮影は「結露が出る前」と「湯気が消える前」という二つの短い時間との勝負になります。
撮影順は「冷たいカットを先、熱いカットを後」。先に凍った状態・パッケージ・開封を撮り切ってから加熱に進むと、やり直しが減ります。
撮影前にそろえる道具と段取り
特別な機材は不要ですが、最低限そろえると安定します。
| 道具 | 役割 | 代わりになるもの |
|---|---|---|
| スマホ三脚(ミニ) | 構図の固定、両手を空ける | 本の上にスマホを立てかける |
| 白い布・紙 | 影を起こす(レフ板) | A4のコピー用紙 |
| 乾いた布・キッチンペーパー | 結露や水滴を拭く | ふきん |
| トレー・バット | 霜が溶けた水の受け皿 | 平皿 |
| 木のプレートや無地の皿 | 盛り付けの背景 | 無地のまな板 |
段取りとしては、皿・箸・布巾・背景をすべて先に配置してから、最後に商品を冷凍庫から出すのが基本です。商品を出してから皿を探すと、その間に霜が溶けます。
スマホで撮る7ステップ:届いた状態から断面まで
順番に撮れば、ショート動画1本分の素材がそろいます。
- 届いた状態:段ボールや保冷パッケージを、テーブルに置いた状態で引きで撮ります。配送伝票の個人情報は必ず隠すか、画角から外します。
- 開封:箱を開ける手、袋を取り出す手を正面か斜め上から。ここは手の動きが主役なので、顔は入れなくて構いません。
- 凍った商品の寄り:袋の表面の霜、中身のかたち、個包装の数などを寄りで撮ります。パッケージの原材料表示や調理方法の表示もこのタイミングで押さえておくと、後で説明に使えます。
- 調理の準備:皿に移す、ラップをかける、湯を沸かすなどの工程。レンジに入れる手元は、庫内の光が入るので明るく写ります。
- 加熱:レンジの回転や、鍋から上がる泡を数秒。待ち時間はタイムラプスか、早送り前提で回しておきます。
- 盛り付けと湯気:加熱直後がピークです。皿に移したらすぐ寄りで撮ります。湯気は背景が暗いほど見えるため、後ろに濃い色のものを置きます。
- 断面と一口:箸やナイフで割る、チーズやソースが出る、衣が崩れる。この断面カットがサムネイルや冒頭に使える一枚になります。
加熱時間や調理方法は、必ず商品パッケージの表示に合わせてください。映像のために加熱を短くすると、仕上がりが本来の状態と変わってしまいます。
食品ショート動画の作り方をもっと知りたい方へ
撮影の段取りや紹介ページの作り方など、実務で使える情報をLINEでお届けしています。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
霜や結露はどう対処する?レンズ曇りと水滴の対策
結論は、「商品を室温に置く時間を短くし、レンズは先に室温になじませる」ことです。
- レンズの曇り:暖かい部屋から冷蔵・冷凍のそばへスマホを持っていくと曇ります。撮影する場所にスマホを数分置いてから撮り始めます。曇ったら、乾いた柔らかい布で拭いて数十秒待ちます。
- 袋の結露:パッケージ撮影は冷凍庫から出して最優先で行います。水滴が出たら、キッチンペーパーで押さえるように拭き取ります(こすると筋が残ります)。
- 霜のかたまり:霜は「冷凍らしさ」として使える一方、商品が見えなくなる量なら軽く払います。払った霜が溶けて皿に水がたまるので、バットを敷いておきます。
- 溶け始め:凍った状態の寄りは、長くても数十秒で撮り終える前提で、カメラ位置を先に決めておきます。
光と構図:縦画面で湯気と照りを出す置き方
いちばん効くのは、光を被写体の後ろか斜め後ろから当てる(逆光・半逆光)ことです。
湯気は、光が当たって背景が暗いときにもっともはっきり映ります。窓を正面にして自分が逆向きに立ち、手前の影は白い紙で起こすと、湯気と照りの両方が出ます。真上からの照明や正面からのライトだと、湯気はほぼ見えません。
構図は、縦画面に合わせて次のように使い分けます。
| カット | 角度 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| 真上(俯瞰) | 90度 | パッケージ、並べた個包装 |
| 斜め上 | 約45度 | 盛り付け、食卓の雰囲気 |
| ほぼ水平 | 約15度 | 湯気、断面、持ち上げ |
縦動画は上下が広いので、皿を画面の下寄りに置き、上に余白を残すと、テロップを入れたときに料理が隠れません。
縦動画のカット割りは何秒ずつにする?
1カットは短く、変化のある瞬間だけを残すのが基本です。目安としては、冒頭の掴みは1〜2秒、途中の工程カットは2〜3秒、断面や湯気などの見せ場は少し長めにとる、という組み立てが扱いやすくなります。
順番の例は次のとおりです。
- 冒頭:いちばん強い画(断面や湯気)を先に出す
- 商品の正体:パッケージと商品名を1カット
- 工程:開封→加熱→盛り付けを早いテンポで
- 見せ場:断面、ソース、持ち上げ
- 締め:どんな場面で食べるか、どこで買えるか
GASTROLINK の視点としては、ショート動画は「紹介ページ(クッション記事)→モール」への入り口です。動画内で価格や在庫を断定せず、詳細は概要欄や紹介ページで確認してもらう流れにしておくと、情報が変わっても動画を作り直さずに済みます。
食品紹介で気をつける表現とPR表記
アフィリエイトリンクを置く動画では、広告であることが分かる表示を必ず入れます。消費者庁のステルスマーケティング規制の案内でも、広告なのに広告と分からない表示は問題とされています。動画の冒頭テロップと概要欄の両方に「PR」「広告」と明記するのが安全です。
表現面では、次の点に注意します。
- 体によい、痩せる、治るといった効能効果を言わない
- 原材料・内容量・調理方法は、パッケージの表示どおりに伝える
- 価格やポイント還元は変動するため、動画では断定せずリンク先で確認してもらう
- アレルギー表示に触れるときは、必ず商品表示を参照する
各モールの規約は更新されるため、リンクの貼り方や表記のルールは楽天アフィリエイトの公式ヘルプ、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約など、公式の情報で確認してください。
- 楽天アフィリエイト(公式): https://affiliate.rakuten.co.jp/
- Amazonアソシエイト・プログラム(公式): https://affiliate.amazon.co.jp/
- 消費者庁: https://www.caa.go.jp/
まとめ:冷凍食品の動画の撮り方のポイント
冷凍食品の動画の撮り方は、温度差との付き合い方がすべてです。今日やることは次の3つに絞ってください。
- 撮影場所を先に作る:皿・背景・布巾・三脚を並べてから、最後に商品を冷凍庫から出す
- 冷たい順→熱い順で撮る:パッケージと凍った状態を先に撮り切り、加熱後は湯気と断面を最優先で押さえる
- 光を後ろから当てる:窓を背にして半逆光にし、白い紙で手前の影を起こす
この3つを守るだけで、結露で商品名が読めない、湯気が消えて平凡な画になった、という撮り直しが大きく減ります。慣れてきたら、冒頭1秒に置く「いちばん強い断面カット」を複数パターン撮っておくと、同じ商品で複数本の動画に展開できます。

食品ショート動画の作り方をもっと知りたい方へ
撮影の段取りや紹介ページの作り方など、実務で使える情報をLINEでお届けしています。
はじめての方は、クリエイター向けの始め方(3ステップ)もご覧ください。
よくある質問
冷凍食品の撮影はスマホだけでできますか?
できます。三脚と白い紙(レフ板代わり)があれば十分です。重要なのは機材より、光の向きと、湯気が消える前に撮り切る段取りです。
レンズが曇ってしまうときはどうすればいいですか?
撮影する場所にスマホを数分置き、室温になじませてから撮り始めてください。曇ったら乾いた柔らかい布で拭き、数十秒待つと解消しやすくなります。
湯気をきれいに映すコツはありますか?
背景を暗くし、光を被写体の後ろか斜め後ろから当てることです。正面からの照明では湯気はほとんど見えません。加熱直後のタイミングも重要です。
霜は払ってから撮るべきですか?
商品が見えなくなるほど付いている場合だけ軽く払います。適度な霜は冷凍らしさの表現になります。溶けた水が出るのでバットを敷いてください。
動画に価格やポイント還元を入れてもいいですか?
断定は避けるのが無難です。価格や還元条件は変動するため、動画では触れず、概要欄や紹介ページから各モールの公式表示を確認してもらう流れにします。
PR表記はどこに入れればいいですか?
動画冒頭のテロップと概要欄の両方に入れます。広告と分からない表示は消費者庁のステルスマーケティング規制で問題とされるため、見える位置に明記してください。
あわせて読みたい
ショート動画の編集を初心者が始める手順7ステップ|食品紹介
ショート動画の編集を初心者が迷わず始めるための手順を、スマホアプリでのカット・テロップ・音量調整・BGMの権利確認・縦型書き出し・PR表記まで、食品紹介動画を例に7ステップで整理します。
物撮りのコツをiPhoneで実践|食品の設定・光・構図と縦動画の撮り方
物撮りのコツをiPhoneで実践する手順をまとめました。グリッドと露出補正、AE/AFロックなどのカメラ設定から、自然光の当て方、俯瞰と斜め45度の構図、縦9:16のショート動画の撮り方まで解説します。
ヤフーショッピングのアフィリエイト始め方|料率とSNS活用の基本
ヤフーショッピングのアフィリエイトを始めたい人向けに、公式とASP経由の2つの入口、登録からリンク作成、料率と成果承認の確認方法、禁止事項やPR表記、楽天との使い分けまで整理します。